頭蓋骨はがしとは
全身を統括している頭にも筋肉があり、肩こりと同じように生活習慣の乱れや過度のストレス、就寝中の食いしばりなどの日常生活でのクセによって過度の筋緊張を引き起こします。
そして、このような状態を放っておくと頭蓋骨や頸椎の歪みにつながり、自律神経の乱れや脳脊髄液の循環不順による睡眠の質の低下、不眠などの悪循環に陥ってしまいます。
これらの症状を改善するために、東洋医学の見地からツボ(経穴)を応用して頭や首の筋肉を緩めていき、頭蓋骨と頸椎の歪みを整えます。
これにより施術後のスッキリ感だけに留まらず、その後の睡眠の質も飛躍的に上がり、深い睡眠をご体感いただけます。
良質な睡眠をとるには
就寝前の自律神経の切り替えが非常に大切です。
自律神経は心と体を活発にする交感神経と、休ませる副交感神経に分けられます。
インターネットやスマホの普及もあり、現代人は、脳の興奮状態が就寝前になっても抑制されず、交感神経から副交感神経への自律神経の切り替えがうまく行えていない方が大半です。
脳の疲労が一夜の睡眠で解消されないと、睡眠負債が貯まり慢性的な倦怠感や疲労感、集中力や意欲の低下など、心身にさまざまな支障をきたします。
これらの症状を解消するには、自律神経のバランスを整え、脳脊髄液の循環を良くする必要があります。
脳脊髄液とは
脳室にある脈絡叢で産生され脊髄を循環し、くも膜顆粒や毛細血管に吸収される体液の一つで、脳と脊髄を保護したり、老廃物の排泄をサポートすることで、正常な代謝を促す働きがあります。
頭蓋骨は約10秒間に1回ペースで膨らんだり戻ったりを繰り返しており、この動きは、脳脊髄液が脳内で作り出されてから脊髄の中を行ったり来たりするためのポンプ作用の働きによるものです。
この脳脊髄液の流れが頭蓋骨や頸椎の歪みによって滞ってしまうと、脳が圧迫されることで神経の伝達がスムーズに行われず、自律神経のバランスが乱れて不眠や睡眠の質の低下を引き起こします。
これらのことから、脳脊髄液の正常な流れを維持することは、質の良い睡眠をとるうえで非常に大切になってきます。
Balance body set
point① 睡眠改善に特化した快眠施術
自律神経の乱れ、体液の循環不良や歪みを改善し、お身体の循環や神経の伝達をよくすることで、全身のバランスを整え睡眠の質を向上させます。
point② 人体解剖学を基にした全身指圧
持続的な垂直圧がお身体に深く浸透することで、血液やリンパの促進、自律神経の調整、内臓および内分泌機能の回復が促されます。
point③呼吸に関わる筋肉の調整
筋肉の緊張によって小さくなった胸郭の動きを改善し、本来の深い呼吸を取り戻すことで、細胞に十分な酸素や栄養が行き渡り、脳の興奮状態を抑えます。
心身の緊張を解き、睡眠の質を上げる